事業内容

助成金贈呈式

平成28年9月12日、丸の内の三菱クラブで、助成金受領者と来賓約220名が出席し、 開催されました。

平成28年度の助成について

平成28年度は、自然科学研究助成1,080件、人文科学研究助成290件、社会福祉事業・研究助成187件の応募があり、これに対し、自然科学50件、人文科学34件、社会福祉39件、合計123件の助成が行われました。設立以来の助成の累計は、3,732件、166億円に至っています。

贈呈式レポート

贈呈式では、大宮理事長の挨拶、3分野の選考委員長からの審査報告の後、分野ごとに助成を受けられる方お一人おひとりが紹介され、代表の方に贈呈書が贈られました。 最後に、各分野の助成金受領者代表の方々が、自らの研究・事業内容等を披露されて式は終了しました。

大宮理事長挨拶 選考委員長審査報告
大宮理事長挨拶 選考委員長審査報告
贈呈書授与 受領者代表挨拶
贈呈書授与 受領者代表挨拶

各分野の傾向

自然科学
今年度も医歯薬学・生物系、数物・化学・工学系、情報・環境・複合領域の幅広い分野に1千件を超える多数の応募があり、引き続き分野の枠に捉われない自然科学研究の拡がりが伺われました。競争倍率も21.6倍と引き続き非常に高くなっている中、優れた研究が目立ち、その中から50件が助成対象に選ばれました。助成金受領者に占める女性研究者の比率は12%となっております。
医学生物系の研究課題では、基礎医学が引続き多く、内科系臨床医学、基礎生物学、生物科学のほか、薬学、社会医学、動物生命学を採り上げ、総合生物分野では神経科学も積極的に採り上げました。一方、理工系の研究課題では、従来同様、複合化学、物理学が多く、天文学、地球惑星科学、材料化学、材料工学、土木工学、機械工学、総合工学を採り上げたほか、総合理工分野ではナノ・マイクロ科学、応用物理学、量子ビーム科学等を採り上げております。また、総合系の研究課題では、情報学基礎、人間医工学、生体分子化学、脳科学等の複合領域も意欲的に採り上げました。
人文科学
応募状況は引き続き高水準で、当財団始め民間財団へのニーズはとても大きい状況です。
助成対象者として、今年も大学等の高等教育・研究機関の研究者のみならず、博物館や民間研究所等の方や非正規の職務に従事する方など、公的資金の対象に乗りにくい研究者や、NPOにあって研究・調査に臨む研究者の方々も支援の対象としております。
研究対象も、歴史・文学・思想といった人文学の分野とともに、政治・経済など現代的課題にも直接かかわる社会科学の広範な領域の方の応募も増えており、バランスよく助成するよう努力いたしました。
その中には、近世日本とヨーロッパとの知られざる関係に光を当てて人文学の面白さを感じさせてくれる研究や、移行期正義における和解といった現代の社会的課題に学問的な見地から取り組む研究、今後の防災・減災研究へ貢献することを目指した文理融合的なスケールの大きい研究など、非常に幅広く興味深い研究も含まれています。
社会福祉
応募の分野別では引き続き高齢者、地域・在宅支援、児童・青少年等が大きな主題となり、更に親子・家族、身体障害、精神障害、発達障害、国際協力、災害復旧・防災、知的障害、乳児など非常に幅広い応募があり、こうした分野を中心に独自の手法や発想で社会の新たなニーズに応えようとする案件などに助成させて頂くこととなりました。
その中には、視覚に障害を持つ方々の歩行支援のニーズに応える画期的な支援方法の開発や、超高齢社会における究極のQOL確保に向けた貴重な先駆的取組み、わが国社会の成熟度を示す障害者等の当事者を主体とする事業など、的確な問題意識のもと、意欲的な研究や事業が含まれております。

このページのTOPへ